平成29年度事業計画
1.事業概要

 わが国経済は、株高・円安を背景に輸出の回復や公共投資の増加の影響もありこの先も穏やかな景気回復が続いていくものと予想されます。また同時に、政府による様々な政策・施策の効果が生産や投資環境の改善を促すことで個人所得の増加に繋がっていくことも期待されます。
 しかしながら、国際情勢を鑑みた場合、自国に対する保護主義を鮮明に打ち出す国も現れ、またその動きに同調していこうとする国々の動きも懸念され予断を許さない状況ではあります。
 こうした状況の中、熱処理を含む素形材産業界には様々な問題が顕在化して参りました。その大きな問題の一つが労働力確保の難しさであります。政府の主導する「働き方改革」には柔軟に対応していかねばなりませんが、まずは熱処理業界に多くの働き手を呼び込むことが最重要課題です。
 いずれにせよ、上述の如く厳しい環境下でも我々熱処理業界は、素形材産業のキーカンパニーとして強固な企業体質を構築し高度な「ものづくり」をしっかりと支えていく基盤を造り、同時に業界の魅力を広く発信し、あらゆる機関や人々に関心を持って頂く試みをしていかねばなりません。
 以上の状況を踏まえ、当組合は従来にも増して組織の強化と組合活動の活性化に努め、会員相互の協調と親睦を図り、会員一同の持続的な繁栄が出来るよう関係行政機関は基より諸団体と密接な連携を図っていく必要があると考えます。また、日本金属熱処理工業会の傘下組合として工業会の主要テーマである、「熱処理業界に特化した保険制度の設計」「技能検定要素試験における実技試験の復活」「工業会60周年記念式典の開催」「工業会の一般社団法人化」などに積極的に関与していく必要があります。皆様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

2.重点事業方針
(1)  組合組織の拡充(正会員、賛助会員増強)と会員相互の情報交換及び協調を図る。
(2)  経営及び技術の改善向上を目的とした講演会を開催する。
(3)   幅広い教育・講習プログラムを提供する。
「熱処理入門塾」「技能検定講習会」「熱処理研修会」「金属熱処理チャレンジャー講座」等
(4)  金属熱処理技能士試験の運営を公正かつ円滑に実施する。
(5)  技能士を称える会を開催し金属熱処理技能士の対外的認知度の向上に務める。
(6)  工場見学等研修の機会を提供する。
(7)  主要委員会(マーケティング・技術・総務)を活性化させる。
(8)  部会の充実を図る。
(9)  浜松支部の拡充を図る。
(10)  組合ホームページの閲覧者増加を図る。
(11)  日熱会の円滑な運営に協力する。
(12)  賛助会員意見交換会を開催し、組合活動に関する相互(正会員、賛助会員)意見交換を行う。
(13)  組合の財政基盤を充実させる。